Windows10無償アップグレード終了

7月29日は昨年Windows10が発売されてからちょうど1年ということで、無償アップグレードの期限日でもありました。

 

7月に入り駆け込みでのアップグレード依頼が多数あり、この1か月の間に40台あまりのパソコンをアップグレードしてきました。

 

強制的なアップグレードがとても不評だったWindows10ですが、私自身は昨年のWindows10公開直後から手持ちのパソコンをWindows10へアップグレードしてすっかり慣れ切ってしまい、逆に時にWindows8/8.1やWindows7の操作性を忘れてしまうこともしばしばありました。

 

 

現在のパソコンはWindowsの賞味期限によって安全に使い続けられるかどうかが左右され、数年おきに新しいWindowsが発売されると、どこかのタイミングでパソコンの買い替えを強いられることがあります。今回の無償アップグレードは、Windowsのパソコンを利用している人にとっては、ありがたい施策であったと思います。強制的な面はともかく、無償で新しいWindowsが手に入るわけですから。

 

WindowsにはMicrosoft社によってサポート期限というのが設定されていて、「メインストリームサポート…5年」+「延長サポート…5年」=計10年のサポート期限があります。このサポート期限というのが実質的なパソコンの賞味期限と言ってよいでしょう。

 

Windows7はメインストリームサポートが2016年1月13日に終了し現在は延長サポートの期間に入っています。延長サポートも2020年1月14日に終了すると発表されていますので、今から約3年半後には賞味期限が切れてしまいます。

 

サポート終了後も機械的に故障したりしていなければ、パソコンとしては利用することはできるのですが、Microsoft社としては、面倒を見ること自体を打ち切ってしまうため、更新プログラムの提供がなくなってしまうため、安全にパソコンを使うことが難しくなります。

以降は、日々セキュリティリスクが高まっていくため、そのままパソコンを使い続けるのは危険だということになります。

 

いまでも、2014年にサポートが終了したWindowsXPを使い続けてらっしゃる方を時々みかけます。使う方の環境によっては止むを得ず使っているのが現状で、具体的な危険性を理解しているかはともかく、そういう方も「本当はパソコンを買い替えたほうが良い」ということを理解しながらも使っているようです。

WindowsXPは、市場でも非常に人気の高かったOSで、私自身もサポートが終了するまで使っていました。

 

 しかし、機械はいつかは寿命を迎えある日突然使えなくなってしまうこともあるので、ある程度の期間使ってきたパソコンは余裕をもって買い替えを考えたいところですね。